佐藤佐吉演劇祭は花まる学習会王子小劇場が自信を持ってお薦めする、より多くの観客に観ていただきたい、特に若手の団体を中心とした演目を集めた演劇の祭典です。
若手劇団にとって演劇との向き合い方がこの10年だけでも急激に変化しているように感じます。
10年前だったら観客動員1,000人を優に超えていたであろう実力と話題性を兼ね備えた劇団も、以前のように爆発的に動員を伸ばすことが難しくなっているのではないかと、日々、劇場を運営しながら実感しています。
「佐藤佐吉演劇祭2020」では王子ならではの独自目線で、わたしたちが本当に面白いと思う、今こそ世に推したい、問いたい団体を招聘しました。
小劇場演劇はいつだって新しくやってきた若手がブームを作るものだと思います。
だからこそ「佐藤佐吉演劇祭2020」は今、王子でしか観られないであろう攻めの姿勢のラインナップを揃えました。
演劇祭を通して一人でも多くの観客に新たな発見と感動をお届けできればと願っています。
そして、参加する劇団がこの演劇祭をステップアップとして飛躍することを願っています。

佐藤佐吉演劇祭実行委員会実行委員長 池亀三太

多くの観客にとって未確認であり、得体の知れない宇宙人的存在であろう小劇場の若手劇団。

佐藤佐吉演劇祭2020をきっかけに観客と団体の双方に、より多くの「未知との遭遇」が発生することを願っています。

また、近年すでに評価の定まった劇団やアーティスト、一部の若手だけがまるで小劇場界を背負っているかのように扱われており、

多くの才能ある若手に光が当てられていないことから、当演劇祭を若手劇団の反撃開始の狼煙として位置付けます。

この演劇祭の冠であり、佐藤電機株式会社の創業者である佐藤佐吉は、明治37年(1904年)、栃木県に生まれ、上京した後昭和8年(1933年)に佐藤電機商会(現佐藤電機株式会社)を設立、家電製品の小売販売をはじめる。昭和35年(1960年)には石神井川の度重なる氾濫を受け飛鳥山分水路を作るために北区議会議員に立候補、当選の後北区議会議員を4期・北区議会議長などを務める。社長在任中から、北区豊島の佐藤電機本社に柔道場「正道館」を作り、地域の小中学生のために柔道の指導にあたった。

平成3年(1991年)没・満88歳。受勲・瑞宝双光章。

演劇祭では、佐藤佐吉の「誠実に奉仕しよう」というスローガンを基にして、より沢山の方々に影響できる演劇祭になることを志向しています。